人が食べても大丈夫なたべものでも、犬にとっては危険な食べものがあります!
危険な食べものを知っておくことで防ぐことができます。
ということで、今回は犬が食べたらダメ!な危険な食べものをご紹介しますね。
- 1 犬が食べたらダメ!な食べ物
- 1.1 犬はキシリトールを食べたらダメ!
- 1.2 犬はチョコレートを食べたらダメ!
- 1.3 犬はぶブドウを食べたらダメ!
- 1.4 犬はたまねぎ・ネギ類を食べたらダメ!
- 1.5 犬はニラを食べたらダメ!
- 1.6 犬はワラビを食べたらダメ!
- 1.7 犬はコーヒー・紅茶・緑茶を食べたらダメ!
- 1.8 犬はにんにくを食べたらダメ!
- 1.9 犬は鶏の骨・魚の骨を食べたらダメ!
- 1.10 犬はししゃもなどの干物を食べたらダメ!
- 1.11 犬はハム・ソーセージ・ベーコンを食べたらダメ!
- 1.12 犬はマカダミアナッツを食べたらダメ!
- 1.13 犬は生卵の白身を食べたらダメ!
- 1.14 犬は人用の牛乳を食べたらダメ!
- 1.15 犬はイカ・タコを食べたらダメ!
- 2 まとめ
犬が食べたらダメ!な食べ物
これからご紹介する食べものは、
・犬が食べると急激に異変をおこすもの
・長期的にみて犬の健康に害をあたえる可能性のあるもの
です。
なので・・・
また、
犬がまちがえて食べてしまわない環境づくりを心がけましょう!
・キシリトール
・チョコレート
・ブドウ
・たまねぎ・ネギ類
・ニラ
・ワラビ
・コーヒー、紅茶、緑茶
・にんにく
・鶏の骨、さかなの骨
・ししゃもなどの干物
・ハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工食品
・マカダミアナッツ
・生卵の白身
・人用の牛乳
・イカ、タコ
与えようとしていなくても、愛犬が食べてしまうこともありますよね。
気をつけます。
ではさっそく、犬が食べたらダメ!な食べものを詳しくご説明していきます。
犬はキシリトールを食べたらダメ!
危険度✕✕✕
犬がキシリトールを食べると、インスリンの分泌を促進させます。
その結果、急激に血糖値が低下して運動失調やけいれんを起こすことがあります。
かん不全や死に至ることもあるので、最大限の注意が必要です!
体重5kgの犬の場合、キシリトールガム1粒で危険なレベルであると言われています。
犬はチョコレートを食べたらダメ!
危険度✕✕
チョコレートやココアに含まれるテオブロミンという成分は犬にとって中毒性があります。
嘔吐やけいれん、発熱、心不全などを起こし死を招くことがあります。
ココアやダークチョコレートはテオブロミンの含有量が多いです。
ホワイトチョコレートやミルクチョコレートはテオブロミンの含有量が少なめです。
とはいえ、どちらにしてもテオブロミンが含まれていることに変わりはないので与えないでください。
また、「箱に入っているから安心」と机の上に放置したまま目を離したら、犬が食べてしまったというケースが多いので注意しましょう。
箱に入ったままのチョコレートを食べてしまうと摂取量がとても多く危険な状態になります!
犬はぶブドウを食べたらダメ!
危険度✕✕
犬にブドウを与えたことが原因で、じん不全や下痢などを引き起こした中毒報告が多いです。
特に、じん臓などに持病のある犬は生命に危険が及ぶこともあります。
また、干しブドウも同じ危険性があるので注意しましょう。
犬はたまねぎ・ネギ類を食べたらダメ!
危険度✕✕
犬の血液中の赤血球をはかいして、貧血を起こす成分が含まれています。
血尿などの症状があらわれ、さいあくの場合死に至ることもあります。
また、この成分は熱を加えても変化しないので、たまねぎやネギ類が含まれる調理品にも注意しましょう。
犬はニラを食べたらダメ!
危険度✕✕
ニラは玉ねぎと同じく、赤血球をはかいして貧血や下痢、嘔吐を起こす成分が含まれています。
死に至る可能性もあるので与えないでください。
犬はワラビを食べたらダメ!
危険度✕✕
生のワラビには、プタキロサイドやサイカシンという強い発がん性を示す成分が含まれています。
プタキロサイドやサイカシンの成分は加熱処理をすることで失われるため、人間はアク抜きをして食用として食べています。
ですが、犬は人間に比べて体が小さいので少量でも強い毒性を発揮するので与えないでください。
犬はコーヒー・紅茶・緑茶を食べたらダメ!
危険度✕
コーヒー・紅茶・緑茶にはカフェインが含まれているので、さいあくの場合死に至ることがあります。
犬はにんにくを食べたらダメ!
危険度✕
ネギ類と同じユリ科の植物です。
下痢や嘔吐をする犬もいるので与えないでください。
犬は鶏の骨・魚の骨を食べたらダメ!
危険度✕
加熱した鶏の骨は縦に避けやすく、それが胃や腸に刺さると腹膜炎や腸へいそくなどで死に至ることもあります。
ですので、犬に鶏肉を与えるときは骨が含まれないように注意しましょう。
与えないようにしても、人間が食べてゴミ箱に捨てた鶏の骨を、犬があさって食べてしまうことがあります。
この事故は特にクリスマスの時期に多く起こります。
食べたあとの処理にも気をつけてあげてください!
鶏の骨だけではなく、魚の骨も犬が食べると胃や腸に刺さり腹膜炎を起こして死に至ることがあります。
マダイなどの大きくて硬い骨はもちろんですが、アジやイワシなどの細い骨も小型犬にとっては危険!
犬にさかなを与えるときは、しっかりと骨を取り除いてから与えてください。
犬はししゃもなどの干物を食べたらダメ!
危険度✕
ししゃもは塩をふってから干しているので、ナトリウムの含有量が生魚の5~6倍あります!
塩分の摂りすぎになるので与えないでください。
犬はハム・ソーセージ・ベーコンを食べたらダメ!
危険度✕
肉の加工食品は塩分が高く、さまざまな調味料も使われています。
また、脂肪も多く含まれているので少量を与えただけで高カロリーになり肥満の原因になるので注意しましょう。
犬はマカダミアナッツを食べたらダメ!
危険度✕
マカダミアナッツは犬にとって強い中毒性があります!
摂取後12時間以内に嘔吐やけいれん、元気がなくなるなどの症状が報告されています。
犬は生卵の白身を食べたらダメ!
危険度✕
生の卵白はビオチン(ビタミンB群の一種)の吸収をさまたげ、皮膚トラブルを起こすので与えないでください。
犬は人用の牛乳を食べたらダメ!
危険度✕
犬が人用の牛乳を飲むと、乳糖を消化できず下痢をする場合があります。
犬用の牛乳があるので、そちらを与えましょう。
犬はイカ・タコを食べたらダメ!
危険度✕
イカにはビタミンB1の吸収を邪魔するチアミナーゼ(アイノリナーゼ)という酵素が含まれています。
イカを過剰に食べ続けるとビタミンB1欠乏症になってしまい「脚気(かっけ)」といわれる手足のむくみやしびれ、けん怠感、動悸、けいれんなどの症状が出ることがあります。
また、イカ・タコは噛み切れずに喉につまらせたり、消化不良を起こすことがあるので与えないでください。
まとめ
犬が食べたらダメ!な危険な食べものは身近にたくさんあります。
犬に与えないことはもちろんですが、犬がまちがえて食べてしまわない環境づくりも大切です!
もし、犬が食べたらダメ!な危険な食べものをまちがえて食べてしまった場合は、ご自身で判断せずに、お近くの動物病院に必ず相談してください。